週末は更新しないつもりだったものの、一年ぶりに被災地に来たので、全く違う話題になりますが、少し書きたいと思います。
今日は、お祭りがあり、少し人で賑わっていました。
私の祖父の家が南三陸町の歌津町にあったので、祖父の家は海岸が近い位置にあったこともあり震災のときの津波で跡形もなく流されました。
幸い家族は命は無事でしたが、安否が確認取れるまでの4日間は受験生ではありましたが、税理士試験の勉強などどうでもよく、生きた心地がしない4日間でした。
田舎ではあるものの小さな商店街の中に家があったのですが、商店街ごとなくなってしまいました。
年に2,3回、幼いころ来ていただけなのですがそれでも切ないものです。
毎年、学生のころはここの商店街の文房具屋でノートなどを買っていました。
私でこうですから、地元の人の心の傷はいかばかりか はかり知れません。
今日の歌津町の写真を載せたいと思います。
大きな道路も、津波で流されてしまいました。
この写真は建設中ではありません。
ない部分は流されてしまったということです。
多摩川にあざらしのたまちゃんに来たころ、歌津町にも、うたちゃんが現われました。
そのときにこの橋は「うたちゃんばし」となりましたが、津波の傷跡が残っています。
近くでみるとこんな感じです。
電車でよく行っていましたが、今は車でしか行けません。線路が流されて駅も流されています。
今はJRがバスを運行しているようです。
結構な高さにあった駅も、ボロボロです。
津波の後、初めて行ったときから比べるとだいぶきれいになりましたが、
震災後、2年を経過していますが、津波の爪あとはいたるところに、まだ残っています。
震災前、2008年のときの歌津駅の写真です。
今のNHKの朝ドラの雰囲気と似ています。
再び電車で来れるようになる日は、いつになるのでしょうか。