『税理士試験-替え歌暗記法』を仕上げるにあたって当然、気を使ったのが著作権上の問題です。
思い付きやちょっとしたひらめきで書いた本ではなく、実体験に基づく本なわけですから、手元には何百曲もの替え歌がすでにあります。
ノウハウを公開するだけでなく、受験生に対して実際の替え歌を公開してあげたいと思いましたが、著作権上の問題からそれを公開することは当面できそうにありません。
確かに、本を書いている側になってみると著作権というものは尊重してほしいという気持ちがよくわかります。
それと関係して、「Kindleのいいところーその10」は「著作権・知的財産権の保護」です。
個人が何かの優良な情報を出版するにあたって、それが盗まれないかということは気にするところです。
また、購入者にとっても、せっかく自分はお金を出して買ったのに誰かがただで別の場所でその情報を配っているというのは、あまりうれしい話ではありません。
amazonでは、まず審査によって「その本がすでに無料で公開されている情報を集めたものでないか」、「著作権を侵害していないか」ということをチェックするようですが、出版した後も著作権や知的財産権の侵害には気を配るようです。
まず、購入ページにおいても、本自体が著作権違反していないかについて、通報することができるようになっています。
そして、著者用のページでは
「自分の作品が知的財産権侵害にあたる形で使用もしくは掲載されたとご判断される場合には、こちらクリックしてください。」
と案内があり、amazonに対して知的財産権侵害の疑い通知をするようになっています。
その後、amazonがその知的財産権侵害に対して、どのような対抗措置をとるのかはわかりません。
出版業界に通じているわけではないので、わからないのですが、amazonも本の収益から利益を上げていることは確かです。
それで、その商品である本の情報が盗用されることに対しては、厳しく戦うというのは出版社として当然なのかもしれません。
確かに個人で戦っていくのはなかなか大変なことです。
amazonとしては電子データだからと安易にコピーしたりできないように、いろいろ気を使っているようです。
著者、購入者それぞれの権利を保護する こうした努力があったうえで、この電子書籍市場というのは広まるのだと思います。
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