また、買ってもいない人に親切すぎると注意されそうなのですが、『替え歌暗記法』と聞いて、名称だけで自力で試す人が陥る落とし穴をいくつか紹介したいと思います。
1.ひたすら聞いて覚える
「替え歌だからとにかく聞いていれば覚えられるだろう」と思う人も多いものです。
私も、なんとなくただひたすら聞いてみて覚えようとしてみたことがあります。
ipodは優秀なので、何回聞いたかを後で見ることもできるので、だいたい何回流して聞けば覚えられるかがわかるから、いいデータになるんじゃないかな。。
と思ったわけです。
とにかく、何も考えず流して聞いて「130~140回ぐらい聞けば覚えられる」というデータでしたが、今から思えば、非常に効率が悪い覚え方です。
2.歌って覚える
次に、思いつくのが「歌いこんでやろう。」ということです。
当然ながら、熱唱したくなります。
ただ、これも歌うことに一生懸命になり、のどが痛くなりますが、あまり覚えられません。実に効率が悪い方法なことに、だんだん気づきます。
ほかにもいくつか落とし穴がありますが、よくある落とし穴の二つだけ紹介したいと思います。
「カラオケのために新曲を覚える」感覚で取り組んでしまうと当然ですが、失敗します。
税理士試験の受験勉強はカラオケレベルではありません。
月に1曲新曲を覚えればよいわけではないのです。
3.覚えづらい替え歌を大量につくってしまう
最大の失敗がこの失敗です。
替え歌は一度作ると、基本的には変えられません。正確に言えば、替え歌を変更できますが、記憶に残った「悪い替え歌」を忘れることができません。
覚えづらい歌詞や使いづらい歌詞が中途半端に記憶に残って、正確な暗記を邪魔するようになります。
自分が好きな曲や覚えやすい曲が、もう税理士試験においては使い物にならなくなってしまうわけです。
私が経験したいろいろな失敗を経験しないで、ぜひ、合格していただきたいものです。