国税徴収法は、ほぼ100%理論問題といっていい科目です。
計算問題は他の税法と比べると比較的簡単なものが出題されることがあります。
簡単な計算問題で配点も高いため、計算問題が出題された場合に、正答できないと合格はかなり難しくなります。
一方で、たいていは勝負が決まるのは理論問題です。
国税徴収法の試験は、2時間理論を書き続けることもありますから、時間がたりなくて書ききれないということはほとんどありません。
では、理論暗記はどの程度求められるのでしょうか?
量については書籍に記載の通りなのですが、質といった点で、「一字一句が求められている」暗記量はそこまで多くないように思います。
とはいえ、丸暗記がないというのはウソです。
理論暗記ができている人が有利であることは間違いありません。もちろん条文全体の理解も暗記している人の方が早いです。
条文などを読んだだけでは到底、体系的な理解はできませんが、講義を受けて暗記をして条文を読んだり通達を読んだりすると全体像がつかめると思います。