大原でも理論暗記のためのセミナーが開催されていましたが、TACの理論暗記セミナーがネットで公開されていました。
興味のある方はTACのHPから、動画チャンネルをたどるとみることができます。大原の理論暗記対策セミナーも大原のHPのどこかから見ることができたと思います。
大手専門学校両校が、今年は理論暗記のためのセミナーを開催したということになります。
(私が通っていたころは毎年開催されているセミナーではなかったかと思います。。)
「替え歌で覚える!」
といったこれといった「それなら覚えられそうだ」と感じさせるような方法論は語られないのですが、どちらのセミナーからも明確にわかることがあります。
それは、
「税理士試験は、理論暗記をしないと合格できない」
ということです。
税理士試験の合格者の大半がお世話になっている、大手2校が、昨年の問題と公表された「出題のポイント」を分析した上で、今年はあえて理論暗記対策のセミナーを開催しているわけですから、ほぼ間違いはありません。
理論暗記については、あまりに大変すぎて憶測で
「全部覚えなくてもいい」
「丸暗記など不要だ」
などなど、いろいろな噂が出ますが、現時点において来年の本試験を考えると、理論暗記はやはり欠かせないというのが両校の出した結論のようです。
(私も同感です。
税理士試験に限らず、執筆に当たって弁理士先生や弁護士先生とも話をしましたが、
「法律家は条文が言えてなんぼ」
ということが共通した意見でした。)
来年の本試験を考えた上で、本当に理論暗記が不要なのであれば、理論暗記セミナーなど開かれないでしょう。
両校ともにその労力と費用は相当なものです。
結局のところ、
「近年、暗記だけでは対応できない試験になった」
とはいえ、理論暗記は最低条件で、
「理論暗記を制したものが税理士試験を制する」
という状況が来年もあるようです。
となると、すでにかなりの替え歌を制作し終わっている読者の方々は、かなり合格に向けて有利な位置にいることになります。
是非、書籍のノウハウを最大限に利用して替え歌で覚えて、他の暗記方法で苦労している受験生を圧倒してもらいたいものです。